
昭和26年(1951年)行政書士制度を法律として定めてから、全国に行政書士が約50,000人ほどいます。
その中に、地域文化でも、日本本州と異なる沖縄では、どのような行政書士文化を持つでしょうか?
元沖縄の行政書士事務所にいた元補助者が、沖縄の行政書士事情をお届けします。
沖縄の行政書士は何人いますか?
日本各都道府県により、行政書士の人数が違います。その中に、沖縄県の行政書士会に登録されている行政書士は500人未満です。
都道府県単体での人口に対する比率として、沖縄の行政書士の数は少なめと言えます。
沖縄の行政書士案件の特徴は

地方により、行政書士が取扱う案件数の比率は変わり、企業やサービスなども、その地方ならではのやり方があります。
もちろん、沖縄でも沖縄ならではの傾向があります。
沖縄の農地転用が意外と多い?
沖縄では、北部や南部など、先祖や親たちなどから相続で農地をもらう場合が多くあります。
しかし、若い世代の方は農業をしない方が多いので、不動産売買や建設用途に係る農地転用案件が比較的多いです。
沖縄で中小企業が続々開業
沖縄の中小企業は県内企業全体の99.9%占めています。
そのため、企業ごとの営業許認可の申請などの案件も豊富で、特に近年海外観光客急増の沖縄では、新規の旅行業登録も増加しています。
沖縄の外国人在留資格案件が急増
近年外国人が増え続ける日本では、沖縄への海外観光客が急増しているため、外国人留学生や労働者もどんどん増えています。
そのため、在留資格の需要も増加し、在留資格に特化した行政書士も続出しています。
沖縄の行政書士は都市部と若干違う?!

行政書士が担当できる業務は非常に幅広く多いで、詳しくは行政書士とは何?わかりやすく解説!の中に紹介されたように、様々な領域の中に、行政書士の仕事ができます。
ですが、都市部では案件数が多く、単価も比較的高いため、それぞれの行政書士が一つの専門領域に特化し、その業務だけを承ることが多いです。
しかし、沖縄では諸事情あり、一つの専門領域に特化することは難しいのが現状です。(士業の敷居が高く感じるのかもしれません。)
沖縄で行政書士開業はおすすめ?
みなさんもご存知の通り、沖縄では横繋がりが強く、新参者はなかなか参入しにくいイメージがあります。
特に士業のような法律業界では、やっぱり長くやっている先生の方が信頼される傾向があります。
とはいえ、行政書士の仕事は物作りではなく、対人の仕事のため、誠実な心で依頼主から託された案件をきちんと対応すれば、その口コミが広がります。
沖縄のおすすめ行政書士事務所3選
最後に、沖縄にある行政書士事務所の中に、4つのおすすめ行政書士事務所を紹介します。
行政書士富田法務事務所

筆者がかつてお世話になった行政書士富田法務事務所の富田先生は、IT業・派遣業・不動産界・旅行業など、様々な業界を経験し、幅広く知識を持つ先生です。
誠実で真心で対応してくれる先生で、私事で恐縮ですが、私のような台湾から来ていた外国人でも、様々な専門知識と日本のマナーを丁寧に教えて頂いていました。
それでは、行政書士富田法務事務所の強みを紹介していきます。
沖縄ならではの強み
士業は必ず対面で話し合わなければならないイメージがありますが、実は郵送やネットでの申請手続も多く存在しております。
同じ仕事のボリュームとクオリティーであるなら、都市部と比較すれば、沖縄の人件費であればコストを抑えられます。
また、上述のように、沖縄では行政書士案件をすべて幅広く承れているため、一つの案件だけではなく、全般的にサポートすることができます。
一般企業で長年の実務経験
長年各業界を経験し、業界ならではの視点や考え方を共感できるため、あなたの行政手続や事業をスムーズにサポートできます。
法律知識を持つ外国籍社員
外国語を話せる外国籍事務員がいるため、外国人に関する対応はもちろん、海外進出や海外の市場調査にも役に立ちます!
行政書士富田法務事務所公式サイト玉城判行政書士事務所
宅地建物取引士の資格を持つ、不動産に強い行政書士である玉城先生は、沖縄行政書士会の副会長を就任する経験がある行政書士先生です。
また、英語も堪能し、外国人の方の相談も受け入れられる優しいお方です。
玉城判行政書士事務所公式サイトアイノン行政書士事務所
若くて元気なアイノン行政書士事務所代表石川先生は、事業サポートに得意し、爽やかで話しやすい方です。
アイノン行政書士事務所公式サイト沖縄行政書士事情まとめ
今回は沖縄の行政書士に関する事情を紹介しました。筆者が日本で最初暮らした場所は沖縄でした。
そこで行政書士や不動産と出会い、様々な日本法律知識を身に付けました。
この記事は、みなさんの役に立てれば幸いです。